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説明
コード(和音)とは周波数の異なる複数音を同時に出力した時に生まれる重音。 ヒトの可聴周波数(可聴域)は20 Hzから2万 Hz(20 kHz)という広い範囲ではあ るが、現代の一般的な西洋音楽からなる様々なジャンルのコード理論は一般的に12 の単音(12平均律/wiki)からの組み合わせで構成されている。 オクターブ違う同名の単音(※1)も周波数が倍や半分など違うものではあるが、 コードの定義上では同じ音程のものと扱う。 多くの楽曲では主に三和音(トライアッド)、四和音(テトラッド)、の2種類が頻 繁に使われている。 他にもロックなどでは1度と5度の二和音の(パワーコード)、ジャズやラテン音楽 等ではテンションコード(※2)、ポリゴード(※3)、J-pop等ではベースライン を意識したスラッシュコード(※4)、など様々なジャンルで定義上五和音以上の コードもよく使われてます。 まずこれからコードを学ぶ方々がよく悩むポイントが、異名同音と言う同じ重音・ 同じ組み合わせ・同じ意味を持った単音やコード、コードシンボルでも表記や呼び 方が違うものがある。また(#、+、b、ー、M、m、)等の記号がアルファベット に付くものなのか、それとも数字に付くものか慣れないとわかりづらいのが厄介な 点でもある。
もし、ここまでの文章で難しく感じてしまってもまだ諦めないでください。文章だ と伝わりづらいので本書は色分けした図表を見ながら出来るだけシンプルに、そし て段階的してあります!本書を読み進めていけば「なんだ、小学1年生レベルの足し 算みたい!」となるのでお気楽に考えていただきたい。音の間隔(インターバル) がだいたい分かっている方はSTEP2から読み進めてください。 本書は基本的なところから解りやすく説明していく上で、キー(基準の調)を 「C=ド」の同主調(ハ長調、ハ短調)をメインとした解説となります。 是非ともコードの理解を深めて貴方のこれからの音楽人生に役立ててください!
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目次
STEP1 音と音との間隔(インターバル)
1−1 音に番号を付けていく
1−2 半音(Halftone)、全音(Wholetone)とは 1−3 12音の度数
STEP 2 コードシンボルの読み方
2−1 ルート音は左に大文字、種類は右に表記
2−2 同じ意味(特性)だけど違う表記
STEP 3 3和音(トライアッド)
3−1 メジャー(Major)
3−2 マイナー(minor)
3−3 ディミニッシュ(Diminished)
3−4 オーギュメント(Augmented)
3−5 サスフォー (Suspended 4th)
3−6 サスツー (Suspended 2nd)
STEP 4 4和音(テトラッド)
4−1 セブンス(7th)
4−2 メジャーセブンス(Major 7th)
4−3 マイナーセブンス(minor 7th)
4−4 マイナーメジャーセブンス(minor major 7th)
4−5 ディミニッシュセブンス(Diminished 7th)
4−6 マイナーセブンスフラットファイブ(minor 7th b5)
4−7 セブンスフラットファイブ(7th b5)
4−8 セブンスサスフォー(7th Suspended 4th)
4−9 アドナインス(add 9th)
4−10 メジャーシックス(Major6th)
4−11 マイナーシックス(minor6th)
3和音 、4和音、のまとめと転回形
STEP 5 テンションコード
5−1 ナインス(9th)
5−2 フラットナインス(b9th)
5−3 シャープナインス(#9th)
5−4 マイナーナインス(minor 9th)
5−5 マイナーイレブンス(minor 11th)
5−6 サーティーンス(13th)
5−7 フラットサーティーンス(b13th)
5−8 テンションコードのまとめ
STEP 6 オンコード(スラッシュコード)
STEP 7 ポリコード(複合的和音)
終わりに